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2011年02月05日

島マス記念塾ディベート vol.47

 島マス記念塾主催の「ディベート」を見に行ってきました!

 島マス記念塾とは?
沖縄市社会福祉協議会の主催する人材育成の塾で
1年を通じて沖縄の文化・経済など幅広い分野を学べる場です。


島マス記念塾ディベート vol.47
2011年2月4日@沖縄市社会福祉センター
島マス記念塾18期生最後のディベートの会


今回のテーマは、「青少年のエイサー参加は是か否か」

青少年のエイサーとは?
沖縄市は、各自治会単位での青年会によるエイサーが盛んである。
その青年会のエイサーは、主に30才未満(16才~30才)の男女若者が旧盆(旧暦の7月13・14・15日)にミチジュネー(島まわり・・自治会内を練り歩く)をする伝統行事だ!最近では旧盆以外でも結婚式の余興や各種イベント等で盛んに行われている。

練習時間もたいてい夜の20時から深夜まで行うのが通常で、最近は未成年者に限っては22時までなど制限を設け自主規制を行い時代にあった運用改善を行っている。旧盆の本番は明け方まで踊り続けることもある。


今回その青年会のエイサー活動に20才未満の未成年者を活動に参加させることは是か否かというテーマだった!

 これは、競技ディベートであって主義・信条を越えて、肯定のチームと否定のチームに分かれその立場で主張しあい、ジャッジ(5人の審判)に採点してもらい競う言葉の競技である。

◎肯定チームの主張
参加する青少年にとってさまざまな社会教育の場である。
沖縄の伝統文化、居場所作り、人格形成、人材育成の場である。
また地域全体メリットとして、
自治会向上、つながり、世代間交流、郷土愛を育むなど


◎否定チームの主張
深夜徘徊ののきっかけになり、飲酒、たばこ、淫行など
そういった場から大人は、子供達を守り指導する義務がある。
20才未満の青年は、青年会のエイサーには参加させずに別の受け皿をつくりエイサーを行うなど対処する。


 お互いそれらの主張の立論を述べて、交互に尋問をして答えるなどしてディベートは行われた。


 各チームの主張が飛び交い、ジャッジ3対2で肯定チームが勝利した。
 ※再度確認するがこれは競技であってその勝敗は各チームの主張がジャッジにどう評価されたかが採点を大きく左右する。
   テーマそのものの評価・勝敗ではない。

 私も島マス記念塾出身で14期の時に同じようにディベートを経験してきた。
立論を述べるのは簡単なのだが、やはり尋問が大変難しく相手への質問、そしてその質問に対して答えることはとても難しい。

 人の話・質問をよく聞く。その質問の意図はなんなのか?
 議会はまさしくディベートの実践でもある。

同じく13期の沖縄市議会議員の○ド議員も来ていた。

ディベートは、主張や立場を越えてあるテーマに対して考える。時には意に反した立場であってもそれを是として主張を繰り広げるという点はとても楽しい。相手の立場になって考えることができるからだ。

ディベートは難しいかもしれないが、それを仲間と一緒に考える過程はとても楽しい。

ぜひディベートに興味のある方は、島マス記念塾の門を叩いて欲しい。
沖縄のことを一から学びたいという方にはオススメの塾である。


◆島マス記念塾の募集要項(昨年の募集要項を参考に)
http://www.okicityshakyo.com/simamasu/simamasu_04.html

2011年度塾生(19期生)募集要項
募集人員 30人(15名以下の場合は開塾せず)
受講期間 1年間
募集期間 2011年2月1日~3月15日(詳しくは事務局まで)
募集要項 入学願書(事務局に問い合わせ下さい。)
入塾資格 20才~45才まで
       沖縄市に住んでいる、または就労している。
       沖縄市を拠点に活動している・・(詳しくは事務局まで)
受講料  年間 2万5千円

※ 入塾説明会 2月17日(木)午後7時~8時
   沖縄市社会福祉センター

問い合わせ
設置主体 沖縄市社会福祉協議会
運営主体 島マス記念塾塾努会
沖縄市住吉1-14-29
TEL098-937-3385



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Posted by なおや at 12:43│Comments(2)最近のなおや
この記事へのコメント
島マス塾というのは良い活動ですね。
何が?って、続いていること、次々に塾生が集まり、
卒業生を出していることが。。。

継続は力なり。と言います。
10年後、20年後、30年後の成果を信じています。

量が質を生む。とも言います。
継続して、卒業生が増えていけば、
ここから次代の沖縄を背負って立つ人が出てくると思います。
コザが文化、情報、知的財産の発信地域になる日が来る気がします。


沖縄ブームがいつまでも続くという保障はないですが、
沖縄、コザがもっともっと良くなるのを応援しています。

私は今、東京で頑張っています。
いつか必ず沖縄とコザに恩返ししたいと思っています。

沖縄の皆さんも頑張って下さい。
Posted by HITOSHI at Chiba. at 2011年02月05日 22:09
ありがとう!
ブログ慣れてなくて、返事がおくれすみません。

島マス記念塾って私が嫁と出会った場所でもあり、
沖縄のことが学べるとてもオススメの場所だったり
します。

 沖縄の人は、沖縄のことを知らなさすぎる部分があると思うのです。本土に行って逆に知ることが多いだろうし!また本土の人から沖縄のことを教えて貰うことも実際多いです。

 そういう意味でも島マス塾は沖縄にいて沖縄のことを知らない人にとって学べる良い場所だと思っています。
Posted by なおや at 2011年03月02日 01:19
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