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2011年06月08日

沖縄県説明会 沖縄市北部の産業廃棄物問題について

沖縄県が沖縄市北部の産業廃棄物に関する説明会を行います。

時間:6月9日(木)18:00~
場所:沖縄市農民研修センター

内容:沖縄市北部に産業廃棄物が集中することについて

 沖縄市北部に沖縄の産業廃棄物の70%が集中していることに対して、沖縄市北部池原・登川・知花区では、これ以上の集中はダメだと署名活動を行うなど社会問題になっています。
 産業廃棄物処理は、沖縄県が行い各地域で処分場をつくるなど分散処理が望ましいとされています。しかし、沖縄県は北部、南部の処理場をつくらず、結果として沖縄市北部に集中することに。さらに沖縄県に変わり民間企業が処理を行っています。

 今回、民間企業が産業廃棄物を1日に200トン処理できる工場を建築予定で、市民からはこれまでの沖縄県の産業廃棄物行政の怠慢、沖縄市北部に集中する事への怒りが予想されています。

 これまで沖縄県は、何をしてきて、何をしてこなかったのか?

◆これまでの経過
 先週金曜日、6月3日沖縄市池原自治会にて沖縄市による説明会がありました。沖縄市北部に産業廃棄物が集中する問題で、沖縄市は都市計画法の計画のない地域に特定用途制限の条例を設け規制したいのです。昨年9月にも議会に規制するための条例案があがっていたが否決されていました。

 今回、建築許可申請中の産業廃棄物200トン処理場は認めるも、これ以上の産業廃棄物は集中させたくないという条例を議会にかけたいと考える沖縄市当局が、これまで200トン処理施設反対をやってきた池原地区の住民に200トンは認めてくれ!と説明を行いに来たのだった!

 議会には、産業廃棄物処理場に規制をさせたくないグループと、これ以上の集中は許さない(本来は200トン処理工場も認めたくはないが、なんらかの法的網は必要と妥協案をおす)グループに分かれ駆け引きが行われている。

 沖縄市は産業廃棄物処理場に反対する池原区民に対して、200トン処理工場は認めて、これ以上作らせないための条例を作ろうと説明する。建設許可の手続き中で規制が間に合わない(許可をする一方で、規制を行うこが矛盾する?)、議会が2分しており前回と同じ200トン処理場を止める条例を通すことは困難だろうということが理由です。

 沖縄市北部地域は、農振地域でダムがあり緑豊かなところです。しかし、農業以外の活用の余地を持たすためにと都市計画をもたない規制のない地域になっていました。結果として法的規制がないため産業廃棄物が集中するという結果を生み、今回特定用途制限の条例で産業廃棄物処理場を規制したいのです。

 沖縄市北部倉敷地域に産業廃棄物処理場の建設を計画しているある企業は、脱税、廃棄物不法投棄等を過去に行ってきた企業。さらに沖縄中の産業廃棄物を大量に受入山積みし違法投棄状態。さらに建築許可をとらずに産業廃棄物処理場(50トン×2基)を建設し、建築法違反に!しかし、ゴミ山を処理することを理由に沖縄市、池原・登川、知花区民は認め建設させるも、約束は守られなかった。沖縄県も指導する立場でいながら、沖縄県が産業廃棄物処理場を建設できていない弱みもあり、度重なる行政指導を行いながらも結果としお墨付きを与え、産業廃棄物で出来た大きなゴミ山を共に作ってきた経緯があるのです。

 沖縄市の説明は、池原区民の反発があるなか行われていた。信用におけない企業に対する反発。昨年9月に議会で否決したことへの不信。沖縄県の産業廃棄物行政の怠慢。池原区民の苦渋の選択を迫られていた。(200トン処理場をつくることには反対である)納得はいかないが何らかの規制は必要だという点で涙を飲んだかたちとなった。



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Posted by なおや at 19:48│Comments(0)お知らせ
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